ニッパーを変えただけで、甘皮ケアが上達した話

query_builder 2021/12/14
ハンドキュアリスト
富士市脱毛 ケアスル (3)



最近の記事はネイルケアやハンドケアの大切さや自爪ケアのお話が多かったので、今回はネイルケアをするためで大切なアイテム「ニッパー」についてお話ししようかと思います。


ニッパーはネイリストやセルフでネイルケアをしている人ならお分かりだと思いますが、甘皮やささくれを処理するための小さなハサミみたいなもの。

このニッパー、色々なものがあり、値段もピンキリ1000円くらいで買えるものもあれば、5万円以上するものもあります。


そしてこのニッパーで甘皮ケアをする。このケアの手順が苦手な方にもぜひ読んでいただきたい項目です。


「ニッパーを変えただけで、甘皮カットができるようになった」 by私


実は、私もネイル検定2・1級受けていた時くらいはニッパーの処理は苦手でした。とりあえず検定に受かるレベルまで練習しましたが、正直サロンワークで通用しないだろうと自分でも感じるくらいの手さばきだったと思います。

ニッパーを使う上で検定時に注意していたこと(10年前くらい前なので、今と審査基準が違うかもしれません)

・刃先がモデルの皮膚に刺さらない角度で持つこと
・持ち方(オーバーハンドにならない )
・肘を上げすぎない
・姿勢 (集中しすぎて変な姿勢にならないこと )
・とにかく、出血させないこと
・甘皮は切らない

この辺を意識してなんとな〜くニッパー動かして、なんかルースキューティクル取れたラッキーみたいな感じでした。

でも、これだと実際にお客様のケアで通用しない。

この動きだと一生綺麗にできない。

・伸びすぎた甘皮は切って綺麗なラインに整えたいし
・ルースキューティクルももっとスムーズにニッパーで取りたい
・先生みたいに素早く動かして的確にケアしたい

そう思って練習しましたが、なかなか理想のケアができない。頑張ってるのに取りたいものが取れなくて時間がかかるだけ。

ニッパーは良いもの使ってるのに、できないのは自分の技術のせいだ。もうお手上げケアは苦手分野だ。と思って半ば諦めモード

そう。お気づきでしょうか?「ニッパーは良いもの使ってるのに」これが落とし罠だったのです。

ニッパーの値段はピンキリで、当時使ってた私のニッパーは3万くらいするもの。当時の先輩や有名な先生もこのニッパーを使っていたので、ニッパーのせいだとは思ってませんでした。

いいものを使っていても、自分の手に合わないと上達する前に沼に落ちる

そこで思い切って、別のメーカーのものに切り替えて同じようにケアしたらまぁびっくり

・切れなかった・掴めなかった甘皮が取れる
・持った時の安定感がある
・刃がささりそう。という怖いなぁという感覚がまったくなく動かせる

逆を言うと、↑3つの感覚が前使っていたニッパーでは感じなかった部分です。


初めてニッパーを変えてケアをした時に、今までで一番満足いくケアができたと自負できるほどでした。

とくに、持ち方・動かし方を変えたとかはなく甘皮ケアしてる!という手応えを始めて感じました。(それまでは、甘皮付近をニッパーがうろちょろして、たまになんかひっかかってとれればラッキーくらいな感じ )


甘皮ケアって、自分の感覚的に甘皮が取れてる!ルースがごっそり取れる!と感じた瞬間からその取る作業が楽しくなるんです。


ニッパーを変えてから、甘皮ケアの楽しさを知りそこからもっと上達してやろう!という気で色々な人の手で練習・施術をさせてもらい。今ではもうどんな甘皮のタイプだろうとニッパーで処理できるようになりました。

こんな経験、私だけだろうと思っていましたが同じようにニッパーが苦手な生徒さん達にこのニッパーをお勧めして変えてもらったところ、その生徒さん達もすぐニッパーワークが上達したんです。

あ〜これは、結構いろんな人に当てはまることなのかも。と思いました。

その生徒さん達も、私同様に今まで使っていたやつは結構いい値段で有名なやつ。ちゃんとした値段でちゃんとしたものだから、買い換えるのに勇気が入りますが、ニッパーが上達するなら!と思い切って買い換えていました。

そのニッパーに変えてからはメキメキと甘皮処理が上手くできるようになり、苦手意識はなくなって成長していってます。

ニッパーは高ければ高いほどいいのかと思ってたのが、その概念をくつがえされた瞬間でした。

ニッパーを変えてから、ニッパーワークが上達する以外にも気づいた良いことが

・刃の消耗が少ないこと(研ぎに何回も出しても刃がダメにならない)

ニッパー研ぎは1ヶ月半〜2ヶ月に1回しているので結構な頻度で研ぎに出しているのにまだ使えます。(がっつり甘皮や角質もケアしているので、ニッパーの使う頻度が高いので研ぎに出す回数が人より多い )

今までのやつは研ぎを繰り返しているうちに刃がなくなってもうこれ以上研げないとお断りされてました。

それ以上の回数を研ぎに出しているのに、まだまだ研いで使ってを繰り返しています。

気になるニッパーのメーカーですが、ハンドキュアリストの受講生やルビッシュ導入店の方にお教えしています。

私がおすすめするニッパーもぜひ皆さんに使ってみてほしいのですが、私がかつてそうだったみたいに、人が良いと言ってるものが必ずしも自分に合うとは限らないということを知っていただきたい。

どんな物でも同じことが言えますが、技術職あるあるで、何かを上達するためには色々な試行錯誤が必要です。

時には概念にとらわれないことも大事だったりもします。

1つのことにとらわれないで、色々なことを試してほしいということをお伝えしたいです。

私自身も、ニッパーを変えてから甘皮ケアに自信が持てるようになり、そこをもっと上達するためにニッパーの動かし方を変えてみたりして試行錯誤を繰り返しました。

こんな人にはこーゆう動きをした方が良くて、
こっちの人にはそうじゃない動きの方が良い。など

ニッパーワークが苦手意識がある方は、今ある概念から離れてみて違う視点からチャレンジしても良いかもしれません!


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